いまここに、あるもので

わざわざ要らないものを遠くから持ってくることないよね

失業したらラッキー

 

 私が十代の頃から「リストラ」という言葉が一般的になり、

それまで終身雇用だと(何故か)思われていた日本企業も解雇をするようになった。

 

私も昨年、契約終了、いわゆる解雇に遭った。

 

収入が途絶えてしまうことを思うと、

-貯金でいつまで暮らせるだろう。。もしかしてホームレスに!?

-年齢も年齢だし就職出来るだろうか。。もしかしてホームレスに!?

なんてびくびくしたが、

 

取り合えず、1ヶ月旅行に行くことにした。

 

そう、私はずっとアジアへ長旅に行きたかったのだ。

それも目的地が無いやつ。

それに、私は会社に行くのが嫌で嫌でしょうがなかった。

文化もシステムも人間関係も大嫌いで、

あと何年ここに居なきゃいけないのだろうと思っていつもぞっとしていた。

 

失業して、

旅にも行けたし、会社にも行かなくてよくなった。

 

真っ黒に日焼けして帰ってきて、やっとこさ色々な手続きを始めた。

失業保険と、国民健康保険国民年金

面倒臭そうだし、またお金が出て行くと少し憂鬱に感じていた。

 

しかし、

解雇だったので、失業保険は申請してすぐにもらえるようになった。

何もしないで前の給与の半分くらいもらえる。

嬉しいのがこれが非課税だということ。一切税金は魅かれない。

 

そしてもっと嬉しいサプライズが。

国民年金は免除になった。

国民健康保険は、一月CD1枚分くらいの金額になった。

社員の頃は両方で3万近く払っていたのに!

 

国民年金・健康保険共に免除や減額制度がある。

 

国民年金は誰でも申請できるはずだ。

前年度・前々年度の収入額が一定よりも低いと、

減額又は免除してもらえる。

貧乏でよかった!

 

国民健康保険は、解雇の場合と生活困窮の場合に申請できる。

前年の収入を3分の一として計算しなおしてくれるので、

通常計算したものの10分の一程度になる場合もある。

解雇でよかった!

 

失業してよかった。

色々な恩恵だけでなく、

何より『セーフティネットがある』ことを身をもって知ることが出来て良かった。

 

リストラされて自ら命を絶つ、という選択をする人たちがいる。

今でもいるのだろうか。

仕事をクビになったぐらいで自殺なんかする必要が無いし、理由が分からない。

 

そういう人たちは仕事や会社が好きでたまらないのだろうか。

多分そうじゃないはずだ。

 

そんなにローンを抱えているのだろうか。

何十年も先まで、今の収入がたもてると想定して消費するのは、

はっきりいって愚かだと思う。

 

会社にプライドとアイデンティティの全てを預けてしまったのだろうか。

多分この理由が大きいのだとう。

そうじゃないとやっていけない日本企業は多そうだ。

 

最近はアパレルやエレクトリックの大御所たちが、

希望退職やリストラを行って余剰社員を減らしている。

対象は40代以上で退職金も上乗せしてもらえるようだ。

 

今後、大企業と言われる会社で、もっともっとリストラは進むと思う。

CM、商品、社内文化(見聞きしたもの)を考慮すると、

お金も資源も無駄に使い過ぎに思えるからだ。

売れないものを、微小に差別化して、一生懸命宣伝している。

開発費も広告費も回収出来てないだろう。

今後リストラの条件はどんどん悪くなるだろう。

 

失業は、電車に乗り遅れるくらい、誰にでも起こりうる。

そして経験しておいた方がいい。

色んなことを学べて、経験が出来て、知識が増える。

社会の見方も変わる。

 

何せ仕事に行かなくてよいのだ。ラッキー!

 

去年タイに行ったとき、若いスペイン人が沢山いた。

スペインも不況で若年層の半分くらいが失業中という。

「自分の国に居るより、タイの方が安いし、

 景気が多少よくなるまで、のんびり待つ」

というのが彼らのスタイルらしい。

 

VIVA LATINOS!

と叫びたくなるようなエピソードだ。

いい波が来るまでじたばたせずにのんびり待つ。

 

そういう生き方はなまけものとして非難されるべきものなのだろうか。

合理的な戦略にもなり得ると思うけどな。

 

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