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スローに働いて、スローに遣う

労働から活動へ、消費から生産へ、利益から恩恵へ

男性受難の時代 その2

ここ5年ほど、

特に私と同世代(1975~1982生まれ)の男性陣が受難してると感じる。

 

それも海外へ行って帰国した時分に強く感じる。

 

 

  • ニューヨークから帰国した時

NYには2年間住んだので、ある程度感化された。

向こうの人は基本自分のことしか考えていないので、

呆れたり、面白かったり、楽だったり、頭に来たりした。

 

帰国して驚いたのが電車での様子だ。

NYの地下鉄は色んな人がある。人種だけじゃない。

踊っているもの、歌っているもの、大泣きしてるもの、ハスラーしてるもの、

マット敷いて寝てるホームレス、全身に電球つけてる親父(笑)

 

日本の通勤電車はそれに比べて異様だ。

共産主義の統一経済国(でいいんだっけか)かと思ってしまった。

同じくらいの背丈の華奢なアジア人が、同じような背広着て、

大人しく、音を立てず、感情を出さずに座っている。

 

遺伝子を操作して大人しい性質にした実験用の動物みたいだと思った。

去勢済みの生き物みたいに思えた。

 

発してるエネルギーが極端に小さいのだ。

特に男性のエネルギーが弱い。

NYのワケ分からんちん達がエネルギー過剰なせいもあると思うが。

 

「生きるエネルギーを抑えないと生きていけない」

という不思議で矛盾した「空気(この言葉大嫌いだ)」に包まれているように思えた。

 

  • ラダックから帰国した時

ガイドも農民もお坊さんも山男のラダック。

個人的にラダック男子は結構好きだ。

 

スキーのイントラクターを想像してもらうと分かりやすいかも知れない。

日焼けして、笑い皺が凄くて、タフそうだ。

 

ガイドはなぜか悪がきテイストでタトゥ率も高い。

お坊さんはマッチョボディに赤い袈裟でセクシー度が高い。

多分ゲイの人にも大人気だと思う。

見かけは男らしいのだが、穏やかでリラックスしている。

ガイドもかなりリラックスというか適当ムード満載だ。

 

帰国して、

リラックスしている同世代の男性を見る機会がほとんど無い気がした。

 

30歳を過ぎ、中には家族がいる人もいるのに、

何か不安そうな人が多い。何かに煽られているというか。

 

そう、ロスジェネ(という呼び名は好きじゃないが便利なので使う)の

男性陣って不安そうに見える。

それは彼らのせいでも特性でもなく、

やはり社会的な要因が大きいと思う。

 

先日も、いわゆるエリート(大学生のほとんどが行きたがる会社)で、

30代半ばの男性に出会ったが、彼も驚くほど不安気だった。

ずっと震えてるとかそういう分かりやすいことではなくて(笑)

お酒の飲み方とかちょっとした話す内容とか

細部から感じるものだ。

 

友人がマッサージの仕事をしており、

同じようにエリートと呼ばれるポジションの40代の男性を

顧客に持っているのだが、

彼ははっきりと言ったそうだ。

「40歳を過ぎても、会社でのポジションや給与が上がっても

 自信が持てない」と。

 

自信は仕事や付き合う女性の有無やランクで付けられるものではないと思う。

そうだったら私は自信を付けられない。

 

昔の男性は自信があったのだろうか?

全員じゃないがあったろう。

 

理由は、自信は割りと簡単に手に入ったからだ。

高度成長期の時代は、給料もどんどん上がったし、

会社に属するだけで「自信」が付与された。

女性のほとんどが進学せず専業主婦になって

極端に小さな世界を生きており、

会社に属するだけで、彼女達から尊敬されたり有難がられたりした。

自分が知らないことをやっている人はそれだけで凄いと感じるものだ。

 

「自信」は会社と結婚にセットで付いてきたお得な時代だったのだ。

 

今「自信」のない働き盛りの男性が溢れているのは、

何にも驚くことではないと思う。

 

でも、会社も結婚も自信を保証してくれないことを自覚しないと、

辛い目にあってしまう気がする。これは女性も一緒。

 

私自身は自信なんかどうでもいいと思う。

それより、

そんなに簡単に死なないし、

結構自分の好きに生きていけるなという「手ごたえ」こそ大事だ。

 

ま、なんとかなるだろ。って思えるベース。

 

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