いまここに、あるもので

わざわざ要らないものを遠くから持ってくることないよね

煽ることで購買力を引き出すのが一番簡単 @資生堂CMの中止

原始人生活して帰国すると日本は相変わらずやいのやいのと騒いでいた。

日本というかメディアだけなのかも知れないけど。

 

資生堂CMが批判されて中止になりました。

実際のCMを見、中止しなくてもいいけど矛盾したCMで嫌いだなと思いました。

 

25歳になった大人の魅力を持とう、というのが本来のコンセプトだったと思います。

でもコピーが『ラブリーに生きろ(ハート付き)』なんです。

このコピーがこれから成熟した大人になろうとする女性へ向けたものとは思えません。

 

可愛くないといっておいて大人にはさせない。

日本社会に通じるものがあります。

 

そして、私の一番の嫌いな理由かつ批判の最大の原因が、

あのCM自体が年齢を重ねることを肯定していないということでしょう。

 

「可愛いって年齢は過ぎたけど、大人になってよかった。」という描写であれば、本来のコンセプトも理解されたでしょう。

ただただ「もう若くない」と煽るだけの描写は、いくら人気女優に流行りの服を着せても全く美しくありません。

大体誕生日にあんなこと言ってくる友達嫌だし要らないです。

 

資生堂。古くは山口小夜子を使ったり洗練されたシックなCMを創っていたのに、ここ数年は安っぽくなっていくばかりだと感じます。出演女優ではなく演出や創りのせいです。それぞれの商品のコンセプトや世界観からエレガンスとかシックさが抜けている。

 

安っぽい女性誌から出てきて騒いでる女の子たち、という印象。

そこまで言うのは昔の資生堂のCMが美しかったからです。

 

資生堂CMの凋落はモノが売れないことがダイレクトに関係していると思います。

それは売上げが落ちて広告の予算が取れないということだけではありません。

 

財・サービスがコンスタントに売れ、デフレもほとんど無かった時代は、

商品の品質の高さを示すだけで充分宣伝になりました。

 

値は張っても高品質である、ことを暗に伝えれば顧客は納得して購入したのです。

 

今消費者に購入させるには、高品質だけでもそれに低価格が付いても難しい。

煽る、ことはその一番の解決法なのだと思います。

考えさせずに判断させずに買わせることです。

 

資生堂だけでなく、テレビのコマーシャルだけではなく、様々な媒体で煽りが幅を利かせています。一番の対処法は煽られてる、ことを自覚することです。

 

ついでに、あっという間に中止を決定した資生堂は、このCMにもともと納得してなかったんではないだろうかとも思います。創ってる本人たちも実はいいとは思っていないからあっさり止めたんじゃないかと。

 

プラウディアとか宮沢りえのCMとか好きでした。