いまここに、あるもので

労働から活動へ、消費から生産へ、利益から恩恵へ

なぜ何年勉強しても英語が話せないのか。 それは英語を話せないように教育されているから。

  • 要点がまとまっていない教科書

今日本の中学生は「NEW HORIZON」という英語の教科書を使用しています。

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昨年2年生の号に触れる機会がありましたが、ひどいの一言です。

 

簡潔に重要点を伝える、という態度と真逆の教科書です。

 

<詳しくは>

・ 登場人物がやたら多い。

  

 そいつらの名前だのバックグラウンドだのを覚えたり考慮したりするのが面倒臭いのです。

 更にアニメ風のイラスト付き。

 イラストが多い教科書ほど分かりにくいと思います。

 

・ 文法説明が簡潔でない。

  箇条書きでポイントだけさっさと書けばいいものの、要らないマーカーや表が多すぎる。

  ぱっと見て要点が把握出来ない教科書はダメです。

  登場人物と無駄なストーリーもそれを邪魔している。

 

・ サンプルの会話が実際的でない。

 

『外国人と茅葺屋根(straw roof)について話す』 シチュエーションっていつやってくるんでしょうね。

私も来日中のガイジンと話す機会は何度もありましたが、この会話をした記憶ありません。

まず、茅葺屋根があちこちにないですから。

更に今自治体は手入れが難しいそれをじゃんじゃん壊していますから、

これからも機会は増えないでしょうね。

 

  • メディアのイメージ操作による追い討ち

西洋人=恰好いいというイメージは脈々と私達の世代にも受け継がれています。

 

相変わらず不動産や結婚式場の広告モデルは白人が多いです。

西洋人=幸せを謳歌する人々のイメージが刷り込まれます。

これ、アメリカ滞在から帰国した直後はかなりの違和感でした。

 

また50,60代日本人の白人に対するへっぴり腰には毎回驚かされます。

金髪碧眼の彼氏といる時と、黒人の友達といる時。

彼らの態度は王様と使用人に対するものくらい違うことがあります。

 

こうした劣等感が、英語を話すことへの無意味な照れや緊張感を産みます。

またちょっとネイティブ風に話せることが、歪んだ優越感を産む。

 

英語がただのツール以上のものになってしまっている。

 

  • 日本は置いていかれている

語学に興味が無い人が話せないことに問題はないと思います。

しかし海外に行きたい人にとっては深刻な問題です。

 

インドのド田舎ラダックでは、若い世代なら英語でのコミュニケーションは可能です。

高卒のお嫁さんや小学生も結構話します。

実際的な英語を学んでいるのだと思います。

 

ミャンマーでも若い人は英語力があるのだと友人から聞きました。

ついこないだまで軍事政権だった国、ですよ。

 

  • 実際的に語学を学ぶ方法

私自身の実践方法です。

 

・自分と同世代・近い環境にある人物が主人公のドラマを繰り返し見る。

「セックス&シティ」を私が見たのは英会話の要領習得のためです。

5分の会話を、やり取り全部覚えてしまうくらい何度も見ました。

それで、シチュエーションに合ったフレーズを覚えていきます。

 

ビジネス英語は比較的簡単だと思います。

メールもプレゼンも、日本語と同じく決まり文句があります。

だから雛形を覚えて、部分だけ変えればいい。

 

基本的には、会話もそれと同じです。

 

・英語を話すように、日本語も話すよう心がける。

英語を話すとき、私は脳味噌にある辞書から適切な言葉を捜しています。

日本語を話すときもそれを実行することにしました。

普段から語彙を探す訓練をしていれば、辞書(言語)が変わっても苦ではありません。

 

・話してくれる相手を獲得する

これが一番難しい。

Language exchange(言語の交換=互いに言語を学びあう)の相手を

サイトで探すのも手だと思います。

実名や連絡先は交換しなくてもよいし、慎重にやれば使えます。

 

  • こんなことすら言えない・・・

先日電車で明らかに困っている白人男性が居ました。

おろおろしながら路線図を見て英語で独り言。

この絵だけで大体想像が付きます。

 

側に立っていた女性に何か質問しようとすると、

くるりと背を向けられ無視されていました。

 

気の毒だったので

"You need help?" (大丈夫?)と声を掛け、

乗車しているのが普通電車で、乗り換えの必要があることを教えてあげました。

"You need to change train at XX"

"This is local line and takes more time than the express one"

言ったのはこんなもんです。

そんなことすら皆言うのをためらうんですよね。

 

私の場合、不思議なことに喋るようになればなるほど、

冠詞とか文法とか綴りとかがあやふやになっていきます。

 

喋るのはやはり慣れ、PCのソフトを使うようなもんだなと思います。

ワードやエクセルも、口で説明するより、実際触ってやった方が早いですから。

 

学校で英語を教えなければ、皆喋れるようになるんじゃないでしょうか。

 

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