いまここに、あるもので

労働から活動へ、消費から生産へ、利益から恩恵へ

ミドルクラスの夢に消費されたユーミン

誰でもユーミンの歌の主人公になれた

 

1979年生まれの私はユーミン世代ではありません。

戦後生まれの母も、団塊ジュニアの姉も違います。

それでも皆ユーミンが好きです。

(ストライクなのは70-80年代に青春期を過ごした60年代生まれでしょうか。)

 

ユーミン(とサザン)のお陰で神奈川県の海沿いと横浜がお洒落なもの、

固有名詞を歌詞に乗せてもオッケーなものになりました。

 

それ以上に、中流家庭(ミドルクラス)の人達もお洒落を楽しんでいいことに

なったと思います。

それまでの一般の主婦と女性は、

サザエさんみたいな恰好と生活を淡々としていたと思います。

 

横浜近辺の学校や大学に行ったり、

湘南エリアにドライブやランチに行ったり、

スキーやサーフィンを楽しんだり・・・。

私をスキーに連れてって』とかまさにその世界です。

 

ここで大事なのが、

そういったお洒落なイメージに誰もが自分を重ねられたことです。

 

地元のお嬢様じゃなくても、

超名門校を主席で卒業しなくても、

会社社長でなくても、享受できました。

 

地方のミドルクラス出身の人が、割と簡単に実現できた夢だったのです。

いくばくかの教養と洗練さえあれば。

 

ユーミンの歌はそれを後押ししたと思います。

影響し、影響され、呑み込んで、消費されてきたと感じます。

 

 

アルバムのコピーに寒々しさを感じた

 

素人から見ても大変そうな音楽業界ですが、

足を引っ張っているのはマーケティングとコピーの不味さにも思えます。

 

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このコピーに私は寒々しさを感じてしまいました。

 

ユーミンが象徴する『日本の恋』は、

前述したような『豊かなミドルクラス』が享受してきたものです。

 

つまり、とっても旧いのです。

30代以下の人達にはリアリティがないのです。

 

ユーミンの先見性

 

「私の曲が売れなくなるのは社会が変わるとき」

 

ユーミンが言ったそうですが、本当にその通りです。

 

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あとこのアルバム、90年代初めにリリースされたのですが、

”Even cowgirls get the blues” からタイトルをつけていると思います。

 

先見性があって凄い人だと思います。

 

イメージを剥いで楽曲だけを聴く

 

旧いコピーをつけず、純粋に楽曲を堪能した方がいいと思うんですが、

マスに売りたい業界側としては難しいのかも知れません。

 

UAがカバーした『きっと言える』を聴くと、

その素晴らしさが分かります。

 


UA(ウーア)   ・   きっと言える

 

これだけストレートで飾り気がない詞なのに、

気恥ずかしさを全く感じない。

 

普遍的な瑞々しさと美しさがある。

 

きっと何年先に聴いても同じです。

 

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