いまここに、あるもので

わざわざ要らないものを遠くから持ってくる必要ない

かごの鳥の官能 『ベティ・ブルー』

「お休み、かたつむりくん」

その一言は衝撃でした。私が知る中で、最も清純でエロティックな呼びかけです。

近いうちやってみよう!

 

未見で気になる方は本編をご覧ください。開始5分くらいで分かります。

 

<あらすじ>

主人公(男)は激しい感情を持つベティと出会い、すぐにとりこになる。むかつく大家に業を煮やして借り家を燃やし、二人は逃避行。風変わりな友人たちや行った先の人々に助けられたり迷惑を被ったりしながら、安住の地を手に入れる。それもつかの間、ベティが段々と精神のバランスを崩し始め・・・。

 

フランス語の原題は"37°2 le matin” 

37.2度、というのは女性が最も妊娠しやすい体温なのだそうです。

映画にぴったりなタイトル。

 

愛なのか首絞めなのか

 

久しぶりにこの映画をみました。

ベティの奔放さやファッションが相変わらず眩くて、

ベアトリス・ダルになりたくなりました。

 

 f:id:slowinputslowoutput:20170706064208j:plain 

f:id:slowinputslowoutput:20170706064122j:plain

f:id:slowinputslowoutput:20170706064143j:plain

 

それ以上に、

こんなに優しい彼氏がいたらいいなあ

としみじみ思いました。

とにかく包む。ベティの我侭も激情も非常識も、全てを包み込む。

 

しかし初めて見た約18年前、20歳の頃、

私は彼がどうしても好きになれませんでした。

 

理由は

 もし自分がこれをやられたら、息苦しいだろうな。

そう感じたからです。

 

ベティに近い年齢のときには、私は全く反対の意見を持っていたのです。

 

期間限定の恋愛

 

主人公は30歳くらいの男、ベティは20歳くらいの女の子です。

主人公は彼女の保護者、庇護者として振る舞います。

ベティは色んな意味で動物で赤ちゃんです。

 

もしこのまま二人が年をとったらどうなるでしょう。

主人公は40歳、ベティは30歳。

そのときに庇護する者、される者ではいられない。

 

二人の関係性は一瞬なんだと思います。

そしてだからこそ美しい。

 

かごから出られないまま一生を終える

 

ベティは彼の作ったかごから出られません。

居心地の良さと息苦しさが同居する小さなかご。

 

奔放に見えるベティですが、自立や自由からは遠く離れています。

いつも彼が立ちはだかってそれを阻害するからです。

 

かごから出る方法は一つしかない。

それが結末につながります。

 

 

美しい喪失感、にぴったりな楽曲↓ "C'Est Le Vent Betty"


37°2 le matin- Betty Blue clip C'Est Le Vent Betty


Betty Blue - Piano Theme.avi

 

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ミニマルライフ(持たない暮らし)へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ライフスタイルブログ オーガニックライフへ
にほんブログ村